図書館に関わっていると、様々な価値観に触れることも仕事の一部なのだと思うことが多いです。
多様性を認めるといった言い方が広まり、国籍やジェンダーなど、以前と扱いが変わってきていますが、それ以前から、図書館は多様性を大事にすることで、存在意義を高めてきたのだと思うのです。
そして、この図書館の特性が生きるには、ひとりで考えないことが大事だと思います。
現状、失言に対しての風当たりが強く、疑問すら口にし難い風潮です。
けれど、図書館の多様性を守るには、失言を恐れずに対話し考えることが必要だと感じています。
そのためには、きちんと言葉の定義からすり合わせて、時間をかけて話し合う必要があります。
この上田子どもの本研究所は、そんな安心して話せて、議論を深める場が欲しいというのも、立ち上げた理由の一つです。
安心して、疑問をぶつけ合い、どうしたらいいのかを考えていける仲間がいることで、未来が開けるのではないか思ったのです。
コロナ禍に見舞われ、直接あって話せる機会を作ることが、以前より難しくなりました。
そのため、言葉で文章でやりとりしてみたいと今は考えています。
メーリングリストがいいのか、ラインのようなものがいいのかチャットでやりとりするのがいいのか、結論が出ないので、とりあえず私が考えていることはブログで発信しています。
あとは読んでくださっているみなさんの声をどう反映して、やりとりできるのかが、これからの課題です。
議論の場を作るのは、みなさんの協力なしでは成り立ちません。どうぞ力を貸してください。