2021年3月

2021年3月 · 2021/03/31
 今年は、急に暖かくなったためか、気がついたら桜が見ごろになっています。開花の始まりを期待する間がなく何とも風情がない咲きかただと思い、いつも桜の開花を待つ時間も含めて楽しんでいたのだと思ったりしています。...
2021年3月 · 2021/03/30
 図書館、特に学校図書館の絵本の棚を整理していくためには、子どもが物語をどう受け取っていくのかを知っていることが必要だと考えています。そして物語をどう受け取るのかを知るために、聞く側に回ることが助けになると考えています。読み聞かせに向く絵本というのは、絵と文章のバランスが取れていて物語を渡す力に優れています。それは自分で読みだす前から絵の力を借りて物語を受け取ることができるほどです。おとなになると読むことしかしていない人が大多数です。意図的に聞く場を持たないと聞く機会がないのではないかと思うので、聞く場を作りたいと考えています。物語の受け取り方を知るためには、読み聞かせに向いている絵本を、絵本が主役になる読み方で聞かないとわからないのです。上田子どもの本研究所に関わっている人たちは、何らかの形で読み聞かせをしている人が多いと思いますが、目的は様々で、使う絵本も読み方もそれぞれだと思います。読み聞かせを実践したことがない人もいるでしょう。普段私のやっている勉強会は読み手の育成に比重を置いたものです。けれど今回は絵本を見分ける力をつけることを目的として勉強会が必要だと感じています。上田子どもの本研究所の活動の始まりは、集まって話し合いではなく、こんなところから動き出してみたいと思っています。

2021年3月 · 2021/03/29
 今や図書館で読み聞かせをするのは当たり前になっています。私が図書館で読み聞かせを始めた頃は、まだ図書館での読み聞かせは、社会的に認知されていない状況で、幼稚園、保育園で行われているものという認識だったと思います。それを図書館でその当時珍しいボランティアでやろうというのですから、図書館自体の反応もやりたいならやってみればといった中立な感じでした。その分、自分たちのやりたいこと目指したいことをいつも確認しながら活動ができたので、飽きることもぶれることもなかったような気がしています。  逆に、今は読み聞かせの必要性が先走り、なぜ必要なのか、どういった形で進めていくのかを気にする機会が減っている気がします。とにかく読み聞かせをしなければならないがスタートで、認められ、求められているのに、どう進めていったらいいのかわからない人が増えている気がします。  迷った時に助けになるのは、その絵本がどう聞こえるのかを確かめることです。絵だけ見て文章を聞いたらどう伝わるのかを確認してみてください。どう聞こえるかで、その絵本をどんな形で子どもに渡したらいいかがわかります。聞こえ方を確かめるには、誰かに読んでもらわないと判断がつきません。残念ながら自分で読みながらではわからないのです。読み方の工夫をする前に聞いて確かめることが重要だと思います。
2021年3月 · 2021/03/28
 毎日やっていることでも自然にできる時と面倒だと感じる時とあります。60代、70代と歳を重ねると年々面倒だと感じることが増えるともいわれています。疲れや衰えといった身体の問題だと捉えられたり、気合が足りないといった気力の問題だと思われたりしています。そしてこの面倒くさいは厄介で、生活全般に蔓延していくことがあります。...

2021年3月 · 2021/03/27
 コロナ禍で生活スタイルが変化しましたが、なんとか新しい習慣に慣れつつあります。けれど感染警戒レベルが1になり喜んだのも束の間、あれよあれよという間に感染警戒レベル4になってしまいました。収束を心待ちにしているうちに一年が過ぎようとしています。...
2021年3月 · 2021/03/26
 写真は言葉を介さない分、見る者の心に直接訴える力が強いと思います。  言葉ではなく視覚に訴えるという点で絵画と近い印象があるかもしれませんが、画集と写真集では受け取るものが違う感じがします。...

2021年3月 · 2021/03/25
 新しく人と出会う時、自分が信頼している人がこれから出会う人の人となりを褒めていると、出会う前からなんとなくいい印象を持つことがあります。  何か買おうとした時も、お店の人の印象が買おうとした物の価値判断に影響することがあります。...
2021年3月 · 2021/03/24
 絵本は、文章を自分で読むのではなく読んでもらって楽しむ場合と文章を自分で読んで楽しむ場合があり、この二つをを区別して考えたほうがいいと感じています。絵本を選ぶ時、文章を読むのは誰かと意識すると絵本の特徴を生かした楽しみ方が見えてくると思うからです。乳幼児期は読んでもらわなければ絵本を楽しめないですし、絵本の場合、読み聞かせで楽しんだことと自分で読むことの違いはないと思われるかもしれません。文章を自分で読む場合と読んでもらった場合では絵本の伝わり方が変わり、絵の役割が違うと感じています。  自分で読む場合、絵と文章を同時に楽しむわけにはいかないので絵本の絵は挿絵の扱いになります。そのため文章と絵をそれぞれ満足のいくまで楽しむことができます。物語の進行に身を任せるだけでなく、立ち止まって考える、感じることも自分で読むからこその楽しみだと思います。物語の世界に浸る感じです。  読み聞かせ、読んでもらう場合は、絵と文章を同時に楽しむことができるので絵は物語の推進力になります。絵が物語の進行を指し示してくれるので、物語の展開に集中できます。主人公と併走する感じです。  このように自分で読む時と読んでもらう時では楽しみ方が違うと思います。楽しみ方が違う以上、自分で読む時と読んでもらう時では、相応しい絵本が変わると思います。  もちろん読んでも読んでもらっっても楽しめる絵本もありますし、あきらかに違う本もあります。絵本と読み手の関係を意識すると、個々の絵本を一番いい状態で楽しむことができると思います。

2021年3月 · 2021/03/23
 絵本を楽しむ時、絵が物語の理解を助けている事は、おとなも子どもも違わないと思います。文章と絵が一致しているかが大事なのも、絵が物語を形作っているからだと思います。...
2021年3月 · 2021/03/22
 ブログなので思いついたまま書いているのですが、書き出してから、以前同じことを書いたかもしれないと思うようになってきました。確認のために過去のブログをチェックしようとして、書いている自分でも探せないことに気がつきました。...

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