上田市の学校図書館は、全校に学校司書が配置されています。勤務形態や、学校の規模に関わらず一律一人の配置など、改善点はあるとは思いますが、全校配置は、全国平均からすると恵まれている状況です。
そして、学校採用ではなく、異動があるのも、上田市の特徴かと思います。雇い止めにならずに、継続して採用するために機能している部分もあるので、悪いことではないと考えています。
ただ、異動があるということは、上田市の学校図書館の運営方法の基準があった方が仕事がしやすいと思います。
学校は、地域性を生かすという言い方で、各校の裁量に任されている部分があります。そして学校図書館はその裁量の中に位置付けられていたこともありました。けれど、学校司書が異動するということは、学校の裁量という位置付けでは運営しきれないということだと感じています。
ですから、上田市としての共通の基準があると学校司書が活躍しやすくなると思います。
また上田市は、全国でも早い段階で、物流を中心に図書館ネットワークを構築してきました。そしてネットワークの中に学校図書館も入って現在運営しています。ネットワークは物流だけでなく、職員の異動でも活かせることを意識できたらと思います。
3月は異動が気になる季節ですので、異動がプラスになることを考えていきたいと思いました。