· 

満足度

 昨日、上田図書館に行きました。ちょうど中央公民館に用事があったので、その足で行ったら休館でした。月曜休館以外はノーマークで、確かめもせずに図書館へ行くのも問題なのだと思いますが、結構へこみました。休館への怒りではなく知らずに行った自分が情けないと思ったのです。

 上田市の図書館は分館を持たずに1館体制が長く、休館日は月曜日と月末と祝日に定まっていました。現在は複数の図書館体制になり休館日が不定期になりました。市内の図書館がすべて閉まってしまう状態を避けるために行っているのだそうです。サービスの向上のためと考えれば悪いことではないと思います。

 けれど行ってから休館だと知るダメージも大きいと感じています。一斉休館ではないから、他へ行けばいいのでしょうが、出かけたついでに図書館に行こうとした場合は、私は他の館へは行かないです。

 ただ私も図書館を目指して行く時は開いているかどうか確かめるようにしていますし、開いている館へ行ったりして、一斉休館でない恩恵に与っています。

 このように休館日という単純な規則でも個人レベルでもメリットとデメリットを感じている場合、どういう規則が適切なのか判断に迷います。その上できるだけたくさんの人に満足してもらわければならないとなると、規則を決めること自体が難しいのは想像できます。利用者の不便の解消といった対症療法的なやり方で満足度を上げようとすると規則として成り立たない気がします。そして利用者の満足度で図書館の活動を評価することが図書館にとってふさわしい基準なのか考えさせられました。満足度という考え方は、営利目的で力を発揮する考え方なのかもしれないと思いました。