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読みやすさ その1

 私は新しい道具を使い始める時、取扱説明書や解説書を読んでから手を付けるタイプではなく、使い始めてから困った時に説明書を読むタイプです。このブログも、ホームページを作ってみたら、ブログの機能がついていたので書いてみたのが始まりです。特に考えずに日記のようなものというのが私の認識のままで、参考に他のブログをみたり、ブログの書き方といった入門書を読んだりといった準備はせずに始めました。

 そしてインターネットは、発信することに制限がないのでお茶のみ話ような個人的な話から論文のように専門家でないと理解できないものまで発信する人の目的も内容も膨大な量の情報が混沌としている場所です。不特定多数の人の目に触れる場所ですが、狙って読んでもらうことが難しい場所でもあります。ですから読んで欲しい人には読んでと直接頼むことができる仲間内の情報共有の場として最適だと考えたのです。そのため何の疑問も持たずに自分の意見を文章にすることだけを考えて書いてきました。けれど最近口づてで読んでくれた若い人の感想を聞いてブログの書き方があるのではないかと気になるようになりました。指摘の中の「一行空けって何?」と思ったのです。慌てて他のブログをいくつか見てみると、文章をぎっちり書かずにスペースをたっぷりとってゆったりと書かれています。一行空けどころか五行ぐらいの空間がブログの中にぼこぼこ開いている感じです。ブログってこういうものなんだと、今更ながら驚きました。空間も含めて読みやすさの工夫なのだと思います。インターネットを使うということは読み手がどの環境で読むのかを指定できません。パソコンでもタブレットでもスマホでも読むことを意識しているからこその書き方なのだと思います。私はパソコン以外で読んでいないので読みやすさということがすっぽり抜けたブログになったのだと思います。