· 

次へ

 新しく知り合った人に、話の流れで上田子どもの本研究所について話すことがあります。けれど説明し切れずによかったらホームページを見てくださいという話で終わってしまう事が多いです。説明しようすると全体像を言葉で話すのは難しいのです。上田子どもの本研究所はとりあえず立ち上げますよと宣言しただけで何か実績があるわけでもなくメンバー構成も確定ではなく本当に生まれたての赤ちゃんのようなものなのだと思います。それも研究所の考え方の基盤となるであろう視点を思いつくままブログで発信して情報共有していこうという、まるで超未熟児の命をなんとかつないでいるような感じです。けれど新しいものを生み出すと言うのは、想定どおりに行くことばかりではないので、これはこれでいいのかもしれないとも思って書いています。

 ただ現在のような思いつくままの発信だけではなく、具体的に活動して行く準備が必要になってきたのではないかと感じています。上田子どもの本研究所は超未熟児の時を超え、保育器を出る時期がきていると思うのです。次のステップへ進む準備を始めていかなければと思いました。様々な立場の人が「選書で子どもの読書を支える」というピンポイントで力を合わせる場所として考えついた上田子どもの本研究所です。コロナ禍のせいにしてきましたが、集まることが難しいのは、今に始まったことではありません。せっかく作ったホームページで階段を登っていきたいと考えています。