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今年を振り返って

 文章を書くのが苦手と言いながら書き続け何とか大晦日を迎えました。話をするのだったら楽なのにと思いつつ不思議と何とかなるものだと我ながら驚いています。どれだけ続けるか決めていたわけではなく、今日書くことだけを考えてきました。性格的に数を意識すると押しつぶされることが自分でも予想できたからです。そして1ヶ月2ヶ月と続くと徐々に欲がでてきて少しづつ先のことを考えるようになりました。せっかくだから100回は続けよう、半年、10ヶ月、そして一年という形で耐久レースのようになっていきました。書きたいことがあるのにうまく文章にならないというもどかしさは付き纏いましたが、不思議と書きたいことは尽きませんでした。加えて毎日読んでうまく読み取れないところを指摘してくれる友人に恵まれたことも大きかったと思います。私は相手にわかるように説明したいタイプなので対面で話すのが好きなのですが、書いたものはそのやりとりができません。けれど聞き返してくれる友人がいたことで力が発揮できたと感じています。今まで書けなかったのは辛抱強く聞き返してくれる相手に恵まれなかったからだと思うくらいです。

 学生時代から試験勉強なども一夜漬けタイプでコツコツ積み重ねることが苦手だったのですが、毎日の積み重ねが実を結ぶことを体感した一年でした。拙い文章を読んでくださった方々に感謝しています。そしてせっかく書く習慣がついたのでブログは続けていこうと思っています。ただこのペースでは書かないかもしれません。お会いして話す機会が作れればこの分量はいらないかなと思うからです。感染症の流行という個々ではコントロールしきれないものと付き合う毎日は、明日の事態を予測しきれないので何かあったら臨機応変に対応したり柔軟に予定を変えることを受け入れて暮らすことでもあります。けれど毎日の生活を大切にしていくことが思わぬ実りをもたらすことを今年体験しました。そして他の人と力を合わせることで足し算ではなく掛け算のように実りが大きくなることを実感しました。この体験を活かして来年も過ごしたいと思います。